症状

ここでは、炭水化物中毒の症状について紹介していきます。肥満や糖尿病のリスクもある、炭水化物中毒の兆候を知るためにも、チェックしてみてください。

気をつけたい炭水化物中毒

炭水化物中毒の症状は、おおよそ次のような段階で進行していきます。

(1)摂取してからだに入った炭水化物に対し、インスリンの分泌が過剰になる。
(2)インスリンが過剰に分泌されるため、インスリンと結合する分子であるインスリン受容体が減少。
(3)インスリン受容体が減るため、細胞にインスリンとブドウ糖が細胞に取りこまれにくくなる。
(4)細胞にインスリンがうまく取りこまれないために、満腹感を与える神経伝達物質・セロトニンの分泌も不十分に。
(5)いつまでたっても満腹感が得られないので、炭水化物の摂取がやめられなくなる。
(6)炭水化物を摂り続けることによってインスリンの分泌は促進され、ますます満腹感を得られなくなる。
(7)結果、空腹感がなくても「何か食べたい」という意志がはたらく。食後も少し時間がたてば、すぐに空腹感に襲われる。
(8)最終的に、食べれば食べるほど食欲が増進し、食べることがやめられなくなる。

必要ないのに食べ続けるということは、肥満糖尿病への道をまっしぐらに進むことにほかなりません。

また、食べることをガマンすればイライラが募り、精神的にも不安定になってしまうのが、炭水化物中毒の恐ろしいところ。

ひどくなってくると、なにもなくても突然泣きたくなったり、絶望感にさいなまれたり、孤独感にうちひしがれたり…。とても食べ物が原因の症状とは思えないほど、メンタル面にマイナスの影響が出てきます。

まさに、負のスパイラル。一度、炭水化物中毒を患ってしまうと、そうとうな強い意志を持っていなければなかなか食欲地獄から抜け出すことはできないでしょう。

「別に食べたくないのに食べたくてしょうがない」と感じたら、炭水化物中毒を疑ってください。

まわりそのような症状の人がいたら、決して「食いしん坊だから」と思わず、「炭水化物中毒じゃないの?」と声をかけてあげることもやさしさかもしれません。