危険性があるって本当?

ここでは、炭水化物ダイエットが危険といわれる理由について解説しています。適切に行えば危険なダイエット法ではないので、ここで正しく理解しておきましょう。

炭水化物ダイエットの危険性とは?

短期間でも大きなダイエット効果があるとして人気の炭水化物ダイエット(低炭水化物ダイエット)ですが、このダイエットのやり方によっては、いくつかの問題点もあるとされています。

摂取する炭水化物の量を過剰に減らすとどのようなデメリットがあるのかを見てみましょう。

  • 肝機能の低下
    …体内に蓄えられている糖や脂肪を分解し、エネルギーにするのはすべて肝臓の役割。炭水化物ダイエットをすると、その分解作業が何度も繰り返されることになるので、肝臓に負担がかかると言われています。
  • 集中力がなくなったり、ボーっとしてしまう
    …炭水化物(糖質)は脳の唯一の栄養源。糖質を極端にカットすると脳の働きが鈍くなります。
  • 疲労が溜まりやすくなる
  • 眠気が引き起こされる
    …極端に炭水化物(糖質)の摂取量が少ない状態が続くと、低血糖になり、眠気が引き起こされることがあります。仕事や日常生活に支障をきたすほどの強い眠気や、頭痛、痙攣などを伴う場合もあるようです。
  • アシドーシスになる危険性も
    …肉など、酸性の食品を摂ることが増えるため、体内のPHバランスが崩れて血液が酸性に傾きます。その結果、呼吸が激しくなったり、悪化すると失神や昏睡状態(ケトアシドーシス)を引き起こす場合があります。
  • 動脈硬化のリスク
    …炭水化物をゼロにして肉類を食べることは、コレステロール値が高い人には不向きで、動脈硬化を促進させる場合があります。
  • 口臭・体臭の増加、不整脈など
    …体脂肪を燃焼してエネルギーとして使う際、代謝産物としてケトン体(体臭や口臭のもとになる)が増加します。これにより、イライラしたり、酷い場合には不整脈などが生じることがあるので、こまめに水分を摂り、体外へ排出させることが大切。

簡単に言えば、間違った方法で炭水化物ダイエットを続けると、日常生活への支障や体臭・口臭の悪化を引き起こす可能性がある、ということです。

ですが、最低限の炭水化物をきちんと摂取していればこれらの心配はほぼなくなりますし、一定期間の制限であれば、それ程神経質になることはありません。

安全に炭水化物ダイエットを行う為には?

炭水化物ダイエットの注意点は以下の通りです。

  • あまり急激に炭水化物の摂取量を減らさないようにする。(一日の摂取量を通常の1/2~1/3程度に減らす。つまり100g程度)
  • 極端な低炭水化物(炭水化物の摂取量が1日20gなど)の食生活は、あまり長期に渡って行わない。
  • その他の栄養素をバランスよく取り入れた食事を心がける

適切に炭水化物の摂取量をコントロールできれば、以下のようなメリットを得られ、効率的にダイエットを行うことができますよ。

  • 体内の血糖値の上昇が抑えられる
  • 体内に溜まった脂肪をエネルギーとして消費しやすくできる
  • 食欲を抑える